テックブログの公開に斜めにした押印が必要な時代になった
タイトルはただのレトリックなのですが、ZennのPublicationのように投稿前にチーム内でレビューを行うような企業のテックブログがインターネットでは当たり前になったので、真偽不明な個人の備忘録の価値がなくなりつつあります。
結果、所属組織を代表する人が書くテックブログは何らかの週刊少年ジャンプ漫画のように、インフレを続ける状況になってしまいました。
しかしながらどんなに時間をかけて書いた企業の技術記事より、技術について書かないテックブログのほうが読まれる傾向にあるようです。
実際私がZennで書いた記事で最近最も伸びた記事は担担麺の食レポであって、もはやテックブログですらありません。
食レポは人ぞれぞれですし、AIには書けませんからね。
ああすればできます、こうすればできますといった内容はAIに聞けば分かるようなことなので、読者のために書くようなテックブログの存在意義はなくなりつつあり、自分のために生成AIで生成した内容をObsidianあたりにストックしておけば済むようになりました。
ではなぜこんなことを書いたのかというと、4年半ぐらいZennで記事を書いてきたのですが、フォロータブを見ても他に記事を書いている人が一人[1]しか表示されないレベルになってしまったので、何とかしたいなと思ったからです。それだけです。
ZennにFor youというβ機能が追加されたのも納得がいきます。
ただリスクを回避するためにはテックブログを書かないという選択肢が最も正しいようで、それはそれで悲しいと思いますし、ZennをやめてXやnoteに移行する悪循環を作りたくありません。効率悪くないですか?
別にZennに投稿される記事がポエムでも生成AIが生成した記事でも私はいいと思う[2]ので、書いた人も読んだ人も楽しめるZennでありつづけてほしいなあと思う今日この頃です。
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少なくともZennのコミュニティガイドラインに則っていないこの記事よりは ↩︎
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