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Claude Code セットアップでつまづいたポイントと解決方法

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はじめに

Claude Codeのセットアップは、非エンジニアの私が実際にセットアップしてみると、いくつかのつまづきポイントがありました。

この記事では、Anthropic公式ドキュメントを読んだ上で、それでも迷いそうな箇所や実際にエラーが発生した問題と解決方法をまとめています。まずは公式ドキュメントを一読してから、困った時にこの記事を参考にしてください。

前提:公式ドキュメントをまず確認

Claude Codeの基本的なセットアップ手順は、Anthropic公式ドキュメントに詳しく書かれています。

まずは公式ドキュメントを読んでから、この記事を参考にしてください。

実際につまづいたポイント

公式ドキュメントを読んだ上で、私が実際に遭遇した問題とその解決方法を紹介します。

つまづきポイント1: システム要件の確認方法がわからない

公式には要件が書かれていますが、実際にどうやって確認するのかが分からず迷いました。

macOSバージョン確認(要件: macOS 10.15+)

sw_vers

結果例:

ProductName:     macOS
ProductVersion:  13.7.6

✅ 13.x(10.15以上)なので要件クリア

メモリ確認(要件: 最低4GB RAM)

Appleメニュー > 「このMacについて」で確認

Git確認(要件: Git 2.23+)

git --version

結果例:

git version 2.39.2 (Apple Git-143)

✅ 2.39.x(2.23以上)なので要件クリア

Node.js確認(要件: Node.js 18+)

node --version

結果例:

v20.5.1

Node.jsがインストールされていない、または18未満の古いバージョンだった場合は、Node.js公式サイトからLTS版をダウンロードしてインストールしてください。

ripgrep確認(オプション)

rg --version

もし以下のようなエラーが出た場合は、ripgrepをインストールしてください:

'rg' は、内部コマンドまたは外部コマンド、
操作可能なプログラムまたはバッチ ファイルとして認識されていません。

インストール方法(Mac):

brew install ripgrep

ripgrepは高速ファイル検索ツールで、Claude Codeでの開発効率を向上させるオプション機能です。必須ではありませんが、インストールしておくことをおすすめします。

つまづきポイント2: npm権限エラー

公式ドキュメントには「sudo を使わない」と書かれていますが、実際にどう解決すればいいのかが分からず困りました。

インストール手順

基本的には公式ドキュメント通りです:

npm install -g @anthropic-ai/claude-code

🚨 権限エラーが発生した場合

私も最初にこのエラーに遭遇しました:

npm error code EACCES
npm error syscall mkdir
npm error path /usr/local/lib/node_modules/@anthropic-ai
npm error errno -13
npm error Error: EACCES: permission denied

解決方法:

# npmのグローバルディレクトリをホームディレクトリに変更
mkdir ~/.npm-global
npm config set prefix '~/.npm-global'

# PATHを設定(.zshrcの場合)
echo 'export PATH=~/.npm-global/bin:$PATH' >> ~/.zshrc
source ~/.zshrc

# 再度インストール
npm install -g @anthropic-ai/claude-code

注意: bashを使っている場合は .bash_profile を使用してください:

echo 'export PATH=~/.npm-global/bin:$PATH' >> ~/.bash_profile
source ~/.bash_profile

成功時の表示:

added 3 packages in 2s
2 packages are looking for funding
  run `npm fund` for details

インストール確認

claude --version

バージョンが表示されれば成功です。

つまづきポイント3: 初回セットアップ時の選択、認証方法の選び方

基本的には公式ドキュメント通りに進めますが、迷いやすい選択肢について解説します。

Claude Code起動

作業したいディレクトリで:

claude

テーマ選択

Choose the text style that looks best with your terminal:
❯ 1. Dark mode
  2. Light mode
  3. Dark mode (colorblind-friendly)
  4. Light mode (colorblind-friendly)
  5. Dark mode (ANSI colors only)
  6. Light mode (ANSI colors only)

お好みで選択してください。後から /theme で変更可能です。

認証方法選択

どちらも課金が必要になります。注意してください。

Select login method:
❯ 1. Claude account with subscription
     Starting at $20/mo for Pro, $100/mo for Max
  2. Anthropic Console account
     API usage billing

それぞれの特徴と必要な準備:

1番: Claude account with subscription

  • 必要な準備: Claude.aiでPro($20/月)またはMax($100/月)プランに加入
  • 特徴: 月額固定料金、使用量を気にせず利用可能
  • 向いている人: 定期的にClaude Codeを使う予定の人

2番: Anthropic Console account

  • 必要な準備: Console登録 + クレジットカード登録 + 事前クレジット購入
  • 特徴: 使った分だけの従量課金
  • 向いている人: API開発経験者、sporadic利用予定の人

初心者におすすめの選択肢:

1. まず1番を試してみる
* Claude.aiでアカウントを作成
* Claude Codeを起動して1番を選択
* 「Proプランが必要」と表示されたら、プラン加入
2. 従量課金が良い場合のみ2番
* console.anthropic.comでアカウント作成
* 課金設定とクレジット購入を完了してからClaude Codeを起動

ターミナル設定

Use Claude Code's terminal setup?
❯ 1. Yes, use recommended settings
  2. No, maybe later with /terminal-setup

1番を推奨:

  • Option+Enterで改行: 長いコードやコメントを書く時に、Enterキーで送信せずに改行できるようになります
  • visual bell: エラーや処理完了時に画面が点滅して通知してくれるので、音が出せない環境でも分かりやすいです

後から /terminal-setup コマンドで変更もできるので、まずは推奨設定で試してみることをおすすめします。

フォルダ信頼確認

Do you trust the files in this folder?
/Users/hoge/test

❯ 1. Yes, proceed
  2. No, exit

自分が管理しているフォルダなら 1番 で問題ありません。

使い始めた際のTips

基本的な使い方

ファイル作成例:

シンプルなHello Worldのプログラムを作って

ファイル分析例:

このpackage.jsonファイルの内容を説明して

プロジェクト作成例:

HTML、CSS、JavaScriptを使ったシンプルなWebアプリを作成して

便利なコマンド

  • /help - ヘルプ表示
  • /status - 現在の設定確認
  • /files - ファイル一覧
  • /theme - テーマ変更

まとめ

Claude Codeのセットアップは、基本的に公式ドキュメント通りに進めれば問題ありません。ただし、非エンジニアにとっては以下の点でつまづきやすいので注意してください:

主なつまづきポイント:

  • システム要件の確認方法
  • npm権限エラーの解決(sudo を使わない解決法)
  • 認証方法の選択

これらを事前に知っておけば、スムーズにセットアップできるはずです。

参考リンク


この記事が同じような状況の方の助けになれば幸いです。質問やフィードバックがあれば、コメントでお聞かせください!

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