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Linux Webサーバー構築(Apache)
第1章:はじめに
概要
このブログでは、無料で安定性の高いLinuxディストリビューション「AlmaLinux」を使って、Apache(httpd)Webサーバーを構築する手順を紹介します。CentOSの後継として注目されているAlmaLinuxは、企業利用にも適しており、学習用途にも最適です。
Linux初心者でも安心して取り組めるように、各コマンドの意味やポイントも丁寧に解説していきます。
第2章:Apacheのインストール
まずはWebサーバーの中核となるApacheをインストールします。AlmaLinuxでは「httpd」という名前で提供されています。
ステップ1:rootユーザーに切り替え
Apacheのインストールには管理者権限が必要です。まずは root
に切り替えます。
su -
ステップ2:Apache(httpd)のインストール
AlmaLinuxでは、Apacheは httpd という名前のパッケージです。
# dnf -y install httpd
-y オプションを付けることで、確認なしでインストールが進みます。
第3章:Apacheの起動と自動起動設定
ステップ1:Apacheを起動する
$ sudo systemctl start httpd
ステップ2:OS起動時にApacheを自動起動させる
$ sudo systemctl enable httpd
この設定をしておくと、サーバーを再起動してもApacheが自動で立ち上がります。
第4章:Apacheの状態を確認しよう
Apacheのステータスを確認
$ sudo systemctl status httpd
「active (running)」と表示されていれば、Apacheは正常に動作しています。
第5章:ファイアーウォールの設定
Apacheを起動しても、ファイアウォールの設定でHTTP通信がブロックされていると、外部からWebページにアクセスできません。そのため、httpを許可する設定を行いましょう。
ステップ1:httpの着信を許可
firewall-cmd --permanent --add-service=http
ステップ2:設定の反映
firewall-cmd --reload
ステップ3:設定の確認
出力結果にhttpがあることを確認
firewall-cmd --list-services
第6章:まとめ
AlmaLinuxではApacheは httpd パッケージとして提供されている
systemctl コマンドで起動・自動起動・状態確認ができる
初心者でも数ステップでWebサーバーを立ち上げられる!
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