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育児休業中に試したい!家庭内KPT活用術!

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はじめに

株式会社HacobuでQAエンジニア兼スクラムマスターとして働いております、TAIJUと申します。
弊社では育児と仕事の両立を支援する取り組みの一環として、充実した育児休業制度を整えており、私も昨年11月から2ヶ月間、子供が生後8ヶ月になるタイミングで育児休業を取得させていただきました。

期待と不安が入り混じる中で始まった育休初日。仕事から離れてゆっくりと育児に専念できることへの喜びもつかの間、慣れない離乳食作りや寝かしつけなど、想像以上に大変な育児の現実に直面し、戸惑いを感じることもありました。

この状況を改善するため、私は普段の業務で活用しているKPT(Keep, Problem, Try)というフレームワークを育児にも応用してみることにしました。

実践してみると、このフレームワークが家庭内でのコミュニケーションを円滑にし、育児の質を向上させる上で非常に効果的な方法であることが分かりました。本記事では、その経験を共有させていただきたいと思います。

具体的なKPTの活用例

Keep(継続すること)

  • 成功体験の確認: 毎朝の散歩や絵本の読み聞かせなど、子どもと共に過ごす時間の中で、特に良い反応が得られた活動を継続的に実施することにしました。
  • 自信の向上: 日々の小さな成功体験を積み重ねることで、育児に対する自信を徐々に高めることができました。

Problem(問題点)

  • 課題の明確化: 夜泣きへの対応や家事の分担方法、離乳食の進め方など、具体的な課題を特定することができました。
  • ストレス軽減: 課題を明確にリストアップすることで、漠然とした不安が具体的な解決すべき問題として整理され、精神的な負担が軽減されました。

Try(試してみること)

  • 新しいアプローチ: 寝かしつけの方法を見直したり、より効率的な家事の分担方法を試したりするなど、具体的な改善策を実行に移すことができました。
  • 育児環境の改善: 継続的な改善を通じて、より良い育児環境を整えることができました。

副次的な効果

コミュニケーションの活性化

  • 毎日KPTを実施することで、パートナーとの対話が深まり、お互いの考えや期待を共有する機会が増えました。
  • 日々のコミュニケーションを通じて、小さな課題も早期に発見・解決することができ、より良好な家族関係を築くことができました。

主体的な育児参加の実現

  • これまで育児をメインで担当していたパートナーから、積極的な育児参加の姿勢を評価していただくことができました。
  • PDCAサイクルを意識した育児により、日々の改善を実感しながら、より充実した育児生活を送ることができました。

家庭でKPTを実践する際のポイント

柔軟な実施を心がける

  • 必ずしも毎日すべての項目を埋める必要はありません。
    • 特に疲労が蓄積している場合は、Keepを中心に振り返るなど、無理のない範囲で継続することが重要です。

パートナーとの建設的な対話を心がける

  • 事前に自身の考えを整理し、パートナーの意見に耳を傾けることで、より効果的なコミュニケーションが実現できます。

まとめ

育児休業期間中にKPTを導入し、コミュニケーションを習慣化することで、個人の成長はもとより、家族全体の関係性も大きく向上させることができました。

この経験は、育児休業後の職場復帰においても、より効率的な業務遂行やチームコミュニケーションの改善に活かせると確信しています。

育児休業制度が整備され、男性の育休取得も推進されている現在、このような取り組みを通じて、育児と仕事の両立がより充実したものとなることを願っています。

ぜひ、皆様も育児の場面でKPTを活用してみてはいかがでしょうか。

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